中学生までは、美術もチアも、自分が好きで得意なことだけを極めてきた。それぞれ、部長をさせてもらったり、センターで踊れたりで、いつも中心にいられた。
それらのコミュニティでは、みんなが集まってきてくれて居心地が良かった。
そんなふうに自分を過大評価していた頃の私にはきっと、
『縁の下の力持ち』
という言葉が何よりも嫌いだったんじゃないかなと思う。
だけどチェロをはじめてわかったんだ。
みんなでつくるものって、支えとなる土台的存在がいないと目立たせるものも目立たせられないなと。
その時はじめて、あの時自分が輝けていたのは周りのみんながそばにいて支えてくれていたからだったんだと気づいた。
口先だけでお礼を言ってきたけど、この時はじめてお世話になった周りの人や運営をサポートしてくれていた人にまで感謝の気持ちが芽生えたと思った。
いろんな立場、いろんな視点から見てみることが大事なんだなあとつくづく思ったり。
気づいた時で大丈夫だから、その時に精一杯心からの感謝を伝えたいとも思う。
ゆりあんわーるどでした。
2020.6.26